始めに
今回読んだのはこれ。 生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの
前回はこの本の感想を書くと言ったので書いていく。 前回の記事投稿前には購入し、次の日までに読み切ったので、まだ理解が浅い部分もあると思う。
[!NOTE]
こちらの書籍はtomoyaさんに紹介してもらいました。
素敵な書籍を紹介していただきありがとうございます。
この本が伝えたいこと
生産性を上げるということをテーマにした本で、「生産性の定義」から「生産性向上のコツ」や実践的な手法を紹介している。
読んでいて一番肝心だと思ったのは次のとおり。
- 量をこなすより質を上げる
- 質を良くするための改善と改革のサイクル
- 小さなインプットで質の高いアウトプットを出す
読んでみて、自分が取り入れるべきと思ったところ
個人環境について
私はVimとLinuxが大好きだが、これらを使い続ける理由として、作業効率を向上させやすく、学びになる部分があると思っている。 ちょっと困ったことがあれば自分で小さなスクリプトを書いたり、設定を増やすことで作業スピードを上げられるからだ。
この本を読んで分かったのは、これらのスクリプトや設定は時間を短縮するだけの改善。 生産性の向上には改革が足りなかった。
まぁ、改革がまったく無い訳じゃない。最近だとNixの導入が改革的だと思う。 Nixの導入は環境構築の革命だが、まだ使いこなせていない部分が多々ある。
今後Nixのような変化を取り入れて、改革するということを積極的にやる必要があると感じた。 目下の改革的活動はこのブログ活動と、今後のキャリアについての活動になりそうだ。
仕事に対して
この生産性の思想は仕事で活用してこそ効果が出る物で、仕事に対する向き合い方を改めさせて貰えるよい本だと思った。
個人環境を良くするのは、自分がストレス無く作業しやすくするためだ。 ただ、ITエンジニアとして仕事する中で、一緒に仕事している人も快適そうに仕事してくれていないと「つまらない」と感じるときがあった。 この感情を切っ掛けに、一緒に作業する人とのコミュニケーションの中で、手間取っている部分を見つけたら自分の知る方法を共有するなどしている。 極端な言い方をしてしまえば、「生産性が悪いから、こっちの方法を試すべきだ」というのをやっていた訳だ。
もちろん、この活動で改善された物もあったし、全体的に仕事がスムーズになったと感じる部分もあった。 ただ後から見るといまいちだった物もある。 つまり、この本で紹介されているような「生産性」のルールにしたがって、質を向上する活動をしていくべきなんだろうと本を読みながら思っていた。